日本電気硝子は、マレーシアにあるグループ会社Nippon Electric Glassで、全電気溶融炉により医薬品容器用管ガラスの量産を開始する。全電気溶融炉技術と再生可能エネルギーを活用することで、製造時に排出されるCO2を最大90%削減できる。
日本電気硝子は2025年12月16日、マレーシアにあるグループ会社Nippon Electric Glassで、全電気溶融炉による医薬品容器用管ガラスの量産を開始すると発表した。
同社の全電気溶融炉は、ガラスに電極を挿入して通電し、加熱および溶融を行う。エネルギー利用効率に優れ、燃焼ガスによる排熱を減らすことができる。この全電気溶融炉技術と再生可能エネルギーを活用することで、医薬品容器用管ガラスの製造時に排出されるCO2を最大90%削減できる。
日本電気硝子が手掛ける医薬品容器用管ガラスは、ヒ素などの環境負荷物質を含まない環境配慮型製品だ。バイアルやアンプル用途に加え、糖尿病などの治療薬として注目を集めるGLP-1製剤で使用するシリンジ、カートリッジ用途でも使用されている。
今後もGLP-1製剤市場は成長が見込まれ、それに伴ってシリンジやカートリッジの需要増加が予想される。化石燃料を用いた燃焼による加熱ではなく、全電気溶融炉を活用した生産体制を構築することで、医薬業界のカーボンニュートラル促進を支援する。
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