ペロブスカイト太陽電池や核融合発電など、2025年の注目材料とは素材/化学 年間ランキング2025(1/3 ページ)

2025年に公開したMONOist 素材/化学フォーラムの全記事を対象とした「人気記事ランキング TOP10」(集計期間:2025年1月1日〜12月24日)をご紹介します。

» 2025年12月25日 08時00分 公開
[遠藤和宏MONOist]

 毎年恒例の「年間ランキング」です。2025年は日本で高市早苗氏が憲政史上初の女性首相となった他、米国大統領のドナルド・トランプ氏が就任後に打ち出した「相互関税政策(通称:トランプ関税)」が、さまざまな業界に影響を与えました。

2025年はトランプ関税が国内の素材/化学産業に影響

 米国ではトランプ氏が2025年1月に大統領就任後、即座に打ち出した相互関税政策が、国内の素材/化学産業に今なお影響を及ぼしています。現地で生産/販売を行う国内の素材/化学メーカーではこの相互関税政策の影響が少ない企業もあり、明暗が分かれている状況です。こういった状況も踏まえて、事業ポートフォリオの見直しや再構築を検討する企業も増えています。

 国内では2025年7月の参院選で与党が過半数割れを喫した後、石破茂氏が首相の辞任を表明しました。その後、高市氏が首相に就任し、自民党と日本維新の会による連立政権が同年10月に発足し、「議員定数削減法案」の成立について模索しています。国内経済は、日経平均株価が史上初めて5万円の大台を突破しましたが、米価格の高騰や物価高が続き、家計にとっては厳しい局面も目立ちました。

 そして、2025年は素材/化学フォーラムが3年目を迎えた年でもあります。素材/化学フォーラムは、製造業に深く関わる素材/化学の情報をこれまでよりも発信する目的で立ち上がりました。

 当フォーラムでは、素材開発の課題を解決するヒントを発信する目的で、素材メーカー各社の製品や製造技術だけでなく、マテリアルズインフォマティクス(MI)やプロセスインフォマティクス(PI)といった情報科学技術の活用事例を紹介しています。加えて、核融合発電やペロブスカイト太陽電池など、次世代の発電技術に利用されるフィルムや材料も連載やインタビューを通して取り上げて、さまざまな知見を得られるようにしています。

 では、MONOist 素材/化学フォーラムの1年はどうだったのでしょうか? 2025年に公開した記事の中からTOP10を紹介し、この1年間を振り返ってみたいと思います。ぜひ最後までお付き合いください。年間ランキングは以下の通りです。


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