イオンは、「ボトルtoボトル」の取り組みを加速するため、トムラ・ジャパンと資源循環事業に関する連携協定を締結した。ペットボトルなどの使用済み容器包装の回収から再資源化、製品化までを一貫して行う、水平リサイクルを進める。
イオンは2025年9月30日、「ボトルtoボトル」の取り組みを加速するため、トムラ・ジャパンと資源循環事業に関する連携協定を締結したと発表した。ペットボトルなどの使用済み容器包装の回収から再資源化、製品化までを一貫して行う水平リサイクルを進める。
イオンは、2021年よりボトルtoボトルの取り組みを開始し、トップバリュ飲料などのペットボトル容器として循環利用を進めてきた。その一方で、安定した資源量と品質の確保が課題となっていた。
今回の連携により、電子マネー「WAON」付与型のペットボトルとアルミ缶自動回収機の導入を通じて環境活動への参加を呼びかけ、資源回収量の拡大を図る。同時に、トップバリュ商品などへ、質の高い回収資源を効率的に循環利用する。
同年10月よりイオンモールや総合スーパーマーケット、スーパーマーケットなどの大型店舗を対象に、年間200台のペースで回収機を設置。2030年までに、グループ全体で新たに1000台を導入する計画だ。また、資源ごみの収集頻度が少ない地域や集合住宅と隣接する都市部のSM店舗などを対象とし、回収機の導入を拡大していく。
さらに、店頭の資源回収「つなぐステーション」などを展開して、約5000カ所以上の回収拠点を整備。全国のイオン店舗が、各地域の資源循環のハブとなることを目指す。
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