使用済みぬりぐすり容器を回収するリサイクルプログラム、大阪で開始リサイクルニュース

シオノギヘルスケア、第一三共ヘルスケア、田辺三菱製薬の3社は、使用済みのぬりぐすり容器を回収して再資源化するリサイクルプログラムを開始する。大阪府内のドラッグストア16店舗に回収ボックスを設置する計画だ。

» 2025年09月26日 11時00分 公開
[MONOist]

 シオノギヘルスケア、第一三共ヘルスケア、田辺三菱製薬の3社は2025年9月15日、同日に「ぬりぐすり容器リサイクルプログラム」を開始したと発表した。大阪府内のドラッグストア16店舗に回収ボックスを設置し、使用済みのぬりぐすり容器を回収。原料化して、再生資源として活用する計画だ。使用済みぬりぐすり容器のリサイクルは、日本初の取り組みになるという。

 回収対象となる使用済み容器は、市販されたOTC医薬品のプラスチック容器とアルミチューブ。ブランド、メーカー、購入場所は問わずに回収する。回収後は素材ごとに分別し、粉砕や洗浄などの工程を経て、リサイクル処理する。将来的には、再生原料を使った新たなリサイクル製品の開発を目指すとしている。

 参加するドラッグストアは、mik japanの11店舗とアカカベの5店舗。協力者にはポイントが付与され、リサイクルグッズとの交換や社会貢献団体への寄付に使用できる。

 リサイクルプログラムの運営は、テラサイクルジャパンが担う。3社は協働により資源循環の新たなモデルを構築し、持続可能な社会づくりに貢献すると表明している。

プログラムのシンボルイメージ プログラムのシンボルイメージ[クリックで拡大] 出所:シオノギヘルスケア
回収ボックスのデザイン 回収ボックスのデザイン[クリックで拡大] 出所:シオノギヘルスケア

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