エレファンテックは銅粒子の平均径が15nmの「銅ナノフィラー」を発売した。
エレファンテックは2025年7月17日、銅粒子の平均径が15nmの「銅ナノフィラー」を発売したと発表した。
同社は独自技術を用いて銅ナノフィラーを合成した。同製品は、均一な銅粒子で構成されており、6カ月以上にわたり優れた分散安定性を実現する。保存安定性も高い他、60℃での湿式還元を可能にすることで、製造工程の簡素化にも貢献する。
ケーキ状の銅ナノフィラーは、粘度が100〜1000Pa・s/25℃で、比重は3.2〜3.5g/cm3、固形分含有率は55〜85wt%となる。提供形態は、インクやペーストのベース材料であるグリコールエーテル系溶媒で、各種溶媒への変更にも対応する。
用途としては、電子回路の基板配線、太陽電池セル集電電極、パワー半導体向け、積層コンデンサー(MLCC)電極、各種センサー、アンテナ、シールドの材料を想定している。
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