帝人フロンティアは、特殊な繊維構造を持つ高機能ポリエステル不織布のマザーブランドとして「Fibre Cushion(ファイバークッション)」を立ち上げ、同ブランドで特殊な構造体を用いた繊維資材から衣料品用途までを展開すると発表した。
帝人フロンティアは2025年5月7日、特殊な繊維構造を持つ高機能ポリエステル不織布のマザーブランドとして「Fibre Cushion(ファイバークッション)」を立ち上げ、同ブランドで特殊な構造体を用いた繊維資材から衣料品用途までを展開すると発表した。Fibre Cushionの第1弾として、縦型不織布「Fibre Cushion VL(ファイバークッション ブイエル)」を販売開始する。
近年、不織布の市場では、医療/衛生分野をはじめとして、自動車、土木建築、衣料品などさまざまな分野で需要が拡大している他、環境配慮型の素材が求められるなど、ニーズの多様化/細分化が進んでいる。
一方、帝人フロンティアはこれまで、寝具/マットレス用クッション材の製品名としてFibre Cushionを展開していた。しかし、不織布市場におけるニーズの多様化/細分化を踏まえて、同社は、繊維資材から衣料品の用途まで幅広く対応する不織布のマザーブランドとしてFibre Cushionを位置付けることで、帝人フロンティアの機能性原綿や先端技術を取り入れたさまざまな高機能/高品質の不織布製品を、幅広い用途やニーズに向けて展開することにした。
Fibre Cushion VLは、繊維構造を縦型にすることで、水平方向に繊維が積層する一般的な不織布に比べて、クッション性、通気性、水抜け性、かさ高/軽量性などに優れている。燃焼時に有毒ガスの発生も少ない。リサイクル原料を使用しており、使用後のリサイクルも可能な環境に配慮された製品だ。
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