帝人は、グループ社員向けに独自の生成AIサービスを導入した。文章の作成や翻訳、要約、データの分析などに使用し、業務の効率化を目指す。2024年1月以降に本格運用を開始する予定だ。
帝人は2023年11月14日、グループ社員向けに独自の生成AI(人工知能)サービス「chat テイジン」を導入したと発表した。文章の作成や翻訳、要約、データの分析などに使用し、業務の効率化を目指す。
同サービスは、同社の国内グループ社員8000人を対象に提供され、社内用の認証システムと連動させることでセキュリティを確保している。また、クローズドネットワークでの運用により、入力情報を外部に漏らさない仕組みを構築した。
生成AIの導入に向けては、法令違反や情報漏えいを防止するための指針「生成AIガイドライン」を同年8月に策定。社員向けの入門セミナーを開催して、注意すべき点や使用方法の浸透を図るほか、コミュニティーで活用事例を共有するなど、積極的な利用をサポートする考えだ。
同年12月末までは、サービス拡充に向けたデータの取得や分析、社員からのフィードバックを集約する試用期間とする。2024年1月以降に、本格運用を開始する予定となっている。
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