キヤノンメディカルシステムズは、1つの装置で立位、座位、臥位の3つのスタイルに対応する全身用マルチポジションCT「Aquilion Rise」の国内販売を開始した。
キヤノンメディカルシステムズは2025年4月11日、1つの装置で立位、座位、臥位の3つのスタイルに対応した、全身用マルチポジションCT「Aquilion Rise(アクイリオンライズ)」の国内販売を開始した。
立位や座位検査時のスループットを向上させるため、新設計の片持ちガントリ機構や患者誘導チルトにより、患者や医療従事者の動線を広く確保している。また、カメラを用いた患者の自動ポジショニングやAI(人工知能)を活用した自動化技術「INSTINXプラットフォーム」を搭載し、直観的なワークフローを提供する。
Aquilion Riseを使用して立位や座位で撮影することにより、従来の臥位撮影では分からなかった病変の早期発見に寄与する可能性がある。また、効率的なワークフローにより、1検査あたりの時間を短縮する。
慶應義塾大学の主導で共同開発した装置となっており、既に同大学病院で臨床稼働を開始している。
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