記者説明会に合わせて幾つかのデモンストレーションを披露した。ばら積みでピックするたびに山が崩れるなど状態が毎回変化していくものは3Dで、対象物の高さに変化がない場合は2Dで検出する。
1つ目は、2種類の小さなレンズを分類しながらピックアップするデモだ。吸着しやすいようにレンズの中心位置を検出している。
2つ目のデモはキャパシターの端子の位置も検出して向きをそろえられることを実演した。
3つ目のマスターレスピッキングでは、ステレオカメラによって点群データを作成し、透明な素材のパッケージにも対応した。いずれのデモも実演用にスピードを落として駆動している。
ロボットビジョンシステムを使うに当たって照明に制約はないが、商品の形状や透明度によって影ができてしまう場合などは影を減らす照明が必要だという。ユーザーがアプリケーションに合わせて使いたいロボットに組み合わせることができ、主要なロボットメーカーに対応している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.