Miyabi-Gを構成する2列のラック。中央のアイルから吸気して外側へと排気する。外側に向いた各扉には水冷による熱交換器が内蔵されていて、各ノードからの排熱を吸収している[クリックで拡大] 撮影:関行宏
Miyabi-Gに収容されている計算ノード(Supermicro製のARS-111GL-DNHR-LCC)を説明する塙氏。銅製ヒートシンクの下にある2つのNVIDIA GH200 Grace Hopper Superchipはそれぞれが独立しており、単純に1U高さの中に2分の1ラック幅のユニットが並んだ構造である[クリックで拡大] 撮影:関行宏
Miyabi-Gのラック背面(排気側)の様子。NVIDIA GH200 Grace Hopper Superchipの水冷用の配管(入/出が2組み)の他、インターコネクトのInfiniBand、管理用のイーサネット、電源ケーブルなどが配索されている[クリックで拡大] 撮影:関行宏(2024年10月撮影)
Intel Xeon CPU MAX 9480 プロセッサー×380基で構成されたMiyabi-C。GPUを使用しないプログラムの実行を想定している。ラック扉のロゴから分かるように、Miyabi全体の落札ベンダーは富士通である[クリックで拡大] 撮影:関行宏(2024年10月撮影)
Miyabi-Cを構成するノード(富士通製PRIMERGY CX2550 M7 Server)。横長基板の左と中央に実装されている長方形のチップがそれぞれIntel Xeon CPU MAX 9480 プロセッサーである[クリックで拡大] 撮影:関行宏
容量密度の高いQLC(クワッドレベルセル)のNANDフラッシュメモリで構成した11.3PBのストレージシステム。転送速度は1.0TB/sと高速である。説明のために開扉しているラックを含め、3ラックで構成されている[クリックで拡大] 撮影:関行宏
200GbpsのInfiniBandを用いたMiyabi-GおよびMiyabi-Cのインターコネクトの光ファイバー配線とスイッチ(スイッチは400Gbpsを使用)。ファットツリートポロジーを採用し、任意の半数のノードが残りの半数のノードとやりとりをしても競合が発生しないフルバイセクションバンド幅を確保した[クリックで拡大] 撮影:関行宏
Miyabiには含まれないが、共有ストレージとして25.9PBの「Ipomoea-01」も新たに構築した。Ipomoeaとはサツマイモの学名であり、いずれは芋づる式の増設も進めていく考えだ[クリックで拡大] 撮影:関行宏なお、MONOistでは連載「AIとの融合で進化するスパコンの現在地」の第3回で、Miyabiを先行的に取材した記事を公開している。近日公開予定の第4回では、JCAHPCの朴氏、中島氏、塙氏、建部氏の4氏へのインタビュー記事を掲載する。
東大と筑波大が共同構築した最新スパコン「Miyabi」がAI for Scienceを推進する
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