電子情報技術産業協会はSDVに関連した半導体や電子部品の市場見通しを発表した。
電子情報技術産業協会(JEITA)は2024年12月19日、SDV(ソフトウェアディファインドビークル)に関連した半導体や電子部品の市場見通しを発表した。
SDVの生産台数は2035年に世界で6530万台に拡大すると見込んでおり、これにより車載半導体の2035年の世界需要額は2025年比85%増の1594億ドルに増加すると予測した。同様に車載電子部品の世界需要額は2025年比1.5倍の171億ドルに成長するとしている。
2035年のグローバルの新車生産台数は9790万台となる見通しで、SDV比率が66.7%で6530万台となる。企業間連携による技術革新やプラットフォーム化の加速、各国政府の後押しを背景に2030年ごろからSDVの本格導入が進む。SDVはソフトウェアの性能が競争力を左右するため、電装部品や半導体、電子部品が高性能化していくという。
SDV関連で成長するのは、ECU(電子制御ユニット)に使われるロジックICやMCU(マイコン)/MPU(マイクロプロセッサ)だけではない。パワー半導体やアナログICの増加も期待できるという。
SDVに関連して、電子部品では抵抗器とコンデンサーの成長が著しい。
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