三菱電機とシーメンスエナジー、多端子HVDCシステムの実現に向けて協力製造マネジメントニュース

三菱電機はシーメンスエナジーと直流開閉所および直流遮断器の要件定義に関わる契約を締結した。

» 2024年09月02日 12時00分 公開
[長沢正博MONOist]

 三菱電機は2024年8月28日、Siemens Energy(シーメンスエナジー)と直流開閉所および直流遮断器の要件定義に関わる契約を締結したことを発表した。

 今回の契約により、大規模な再生可能エネルギー(以下、再エネ)資源の効率的な運用に向けて、複数の直流送電線が連結する多端子高電圧直流システム(以下、多端子HVDCシステム)の実現を目指す。

 HVDCシステムは長距離送電や、洋上風力などの大規模な再エネ資源の運用において重要性が高まっている。直流開閉所と直流遮断器技術の活用によって実現可能となる多端子HVDCシステムは、より強固で効率的な電力供給が可能なシステムとして期待されている。

 今回のSiemens Energyとの契約締結は、2024年1月に締結した直流開閉所の共同開発契約に基づき、両社で推進中の多端子HVDCシステムの普及促進に向けた最初の取り組み事例となる。

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