当日は、記者会見の会場となったネットワンシステムズのイノベーションセンターにおいて、ローカル5GとWi-Fi(Wi-Fi6、5GHz帯)を活用した、AMRの自律走行やPLCタグデータリンク通信のデモンストレーションを披露した。
AMRにはPLCやローカル5G、Wi-Fiの子機、4Kのネットワークカメラなどが搭載されている。会場にはWi-Fiのアクセスポイントが20個、ローカル5Gの基地局が2個設けられており、ローカル5GおよびWi-Fiによる通信制御でAMRが自律走行できることや、移動するAMRが基地局やアクセスポイントとの間で通信を切り替える際に起こり得るネットワークカメラ映像の乱れなどの影響を確認した。
Wi-Fi利用時では、ネットワークカメラの解像度を落としているにもかかわらず、映像の乱れが生じたが、ローカル5G利用時では4Kの映像がまったく乱れなかった。
PLC間のデータ同期を行うタグデータリンク通信を無線空間で実施するデモンストレーションでは、AMR上にあるPLCの子機が1ms周期で0~1万までのカウントアップを繰り返し、PLCの親機が50ms周期でデータを取得し、モニターで表示した。Wi-Fiではデータの欠損が生じたが、ローカル5Gでは欠損なくデータを取得した。
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