――子どもの頃からハードウェアがお好きだったのですか?
手島さん ひたすら「レゴ」で遊んで飛行機や乗り物などをたくさん作っていましたし、「トランスフォーマー」も好きでした。今から思えばメカ的なものが好きでしたね。
――その後、大学でも機械について学ばれたのですか?
手島さん 理工系の大学に進学し、そこでロボットサークルに加入しました。その後、先輩が起業したロボット系の会社に就職し、それ以来ずっとロボットやメカに関わっています。災害用クローラや発電所内部調査ロボットなども開発してきました。
――筋金入りのロボット好きなのですね。ロボット以外の趣味はありますか?
手島さん バイクが好きです。ですが「バイクいじり」はしておらず、乗る方の専門です。
――そこは意外ですね。バイク改造もされているのかと思いました。
手島さん バイクはそもそも開発したメーカーの設定が一番良いと思っています。あれこれいじるよりも最高のパフォーマンスを発揮するはずです。
――ロビットにはどのようなきっかけで入社されたのですか?
手島さん 先ほどもお話ししましたが、自分で切削や加工、組立まで行える環境を希望していました。ロビットでの業務は希望と一致していましたし、面接をしていただいた社長をはじめ、皆さんが社員を大切にしている雰囲気も感じました。
――社員を大切にしているといえば、このオフィスには豪華なキッチン設備がありますね。
手島さん 時々、料理の得意な方がキッチンでランチを作って振る舞ってくれることがありますね。和気あいあいとした雰囲気です。
――お仕事されるうえで、トラブルやうまくいかないことはありますか?
手島さん もちろんあります。しかし、原因を確かめて解決していく、すぐに試すといった対処をしていくことは、むしろ苦ではありません。
――それでも、息抜きしたい時はありますよね。そんな時はどうされていますか?
手島さん 甘いものを食べてリラックスしています。チョコレートが好きですね。最近は明治の「チョコレート効果 カカオ86%」をよく食べています。
――ロビットを今後トラブルのない体制にしていくために、特に力を入れたいことはありますか?
手島さん 業務フローをスムーズに回せる会社にしたいです。今はまだ個人の技術力に依存している側面がありますが、ロビット流の方法を確立していきたいと考えています。すでに私がロビットの基準や指針をまとめているところです。また、タスク管理やスケジュール管理といった仕組みも導入していきたいと考えています。
――個人的にやってみたいことはありますか?
手島さん 検査装置だけではなくて、巡回ロボットなど、他のロボットにも取り組んでみたいです。
――やはり、やりたいことは「ロボット」なのですね(笑)
ロビットのオフィスの机の横には、マンガや趣味の本がたくさん置かれていました。社員の皆さんが時々オフィスで読んでいるのでしょうか?
さらに、子ども用のおもちゃや靴なども置かれていました。若い社員が多く、お子さんが小さい方も多いため、使わなくなった子ども用品を持ち寄って譲り合っているのだそうです。ベンチャー企業の社風を感じた瞬間でした。
なお、ロビットについては、代表取締役の新井雅海さんにインタビューした記事もご覧ください(2021年5月記事)。
(ものづくり新聞編集長 伊藤宗寿)
ものづくり新聞
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伊藤宗寿
製造業向けコンサルティング(DX改革、IT化、PLM/PDM導入支援、経営支援)のかたわら、日本と世界の製造業を盛り上げるためにものづくり新聞を立ち上げた。クラフトビール好き。
中野涼奈
新卒で金型メーカーに入社し、金属部品の磨き工程と測定工程を担当。2020年からものづくり新聞記者として活動。
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