スズキは「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」の出展概要を発表した。出展テーマを「世界中に、ワクワクの、アンサーを。」とし、さまざまなEVや電動モビリティの他、市販予定とみられるコンセプトモデルを出展する。
スズキは2023年10月3日、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー、旧東京モーターショー)」(プレスデー:10月25日〜26日、一般公開日:10月28日〜11月5日、東京ビッグサイト)の出展概要を発表した。出展テーマを「世界中に、ワクワクの、アンサーを。」とし、さまざまなEV(電気自動車)や電動モビリティの他、市販予定とみられるコンセプトモデルを出展する。
四輪車では、EVの世界戦略車第1弾となる「eVX」を日本初公開する。2023年1月にインドで公開したコンセプトモデルのエクステリアをさらに進化させるとともに、インテリアを初めて披露する。車両サイズは全長4300×全幅1800×全高1600mmで、走行距離は500kmとしている(いずれも参考値)。
軽ワゴンタイプのEV「eWX」は世界初公開だ。実用的な軽ワゴンにEVらしい先進性を持たせており、EVらしいすっきりとシンプルなボディー造形に、インテリアには親しみやすいキャラクターを施した。使いやすく居心地の良い室内空間で、毎日の生活を支える相棒のような存在を表現したという。車両サイズは全長3395×全幅1475×全高1620mmで、走行距離は230kmだ(いずれも参考値)。
スズキ、ダイハツ工業、トヨタ自動車で共同開発してきた軽商用バンタイプのEV「e EVERY CONCEPT」も出展する。外部給電が可能で非常時における地域貢献にも役立てられる。全長3395×全幅1475×全高1890mm、走行距離200kmとなる(いずれも参考値)。
「スペーシア コンセプト/スペーシア カスタム コンセプト」や「スイフト コンセプト」も参考出展する。スペーシアシリーズのコンセプトモデルは、後席の座面前方にマルチユースフラップを初採用して後席の快適性を向上させた。スイフトのコンセプトモデルは、デザインや走りだけでなく、クルマと日常を楽しめることを新たな価値として提供するという。衝突被害軽減ブレーキやアダプティブハイビームシステム、ドライバーモニタリングシステムなどさまざまな先進安全技術を採用する他、高効率エンジンで走行性能と燃費性能を両立する。
インドでの圧縮バイオメタンガス事業についても参考展示を行う。農村の活性化や持続可能な循環型社会の実現でインドの発展に貢献することを目指し、2022年から圧縮バイオメタンガス事業に取り組み始めた。圧縮バイオメタンガス対応の「ワゴンR」も紹介する。
電動小型モビリティでは、段差をシームレスに移動できる四脚タイプの「MOQBA(モクバ)」、ミドルシニア向けの新モビリティ「SUZUKI GO!」、電動キックボードのような手軽さで四輪ならではの安定性を持った「SUZU-RIDE/SUZU-CARGO」を世界初公開する。
二輪車では、パナソニック サイクルテックと共同開発したコンセプトモデルを披露する。折りたたみ式電動モペッド「e-PO(イーポ)」は原付一種相当で、通常の電動アシスト付き自転車よりも強いアシスト力を持つため、車道でも安心して走ることができる。スロットル操作でペダルをこがずに走行することも可能だ。EVスクーター「e-choinori(イーチョイノリ)」も、電動アシスト付き自転車のバッテリーと駆動ユニットを採用した。
水素エンジンを市販モデルの「バーグマン400 ABS」に搭載した試験車両も披露する。カットモデルや走行動画なども展示する。
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