　マツダは2023年9月15日、不正アクセスを受けたことを発表しました。2023年7月24日にマツダのサーバを経由した不正な通信が検知され、その後のセキュリティ専門家による外部調査で不正アクセスの形跡が確認されました。不正な通信を検知してから直ちにサーバとネットワークから切り離すなど対策を講じましたが、個人情報の一部が外部に流出した可能性があるとのことです。

　流出した可能性がある個人情報は、マツダとグループ会社、協力会社の社員や、取引先の担当者に関するアカウント情報です（マツダ車ユーザーの情報はこのサーバに保管されていません）。マツダが発行したユーザーID、パスワード、氏名、メールアドレス、会社名、部署名、電話番号が含まれています。

　外部のセキュリティの専門家による調査で影響の範囲が確定するまで時間がかかったため、このタイミングでの発表となったそうです。個人情報流出の原因は、マツダに設置したアプリケーションサーバの脆弱性が悪用されたことでした。マツダはセキュリティ体制の改善やWebサイトやネットワークの監視体制強化を進めるとしています。

　個人情報の流出を受けて、怪しいメールが増えるかもしれません（不正アクセス自体は1カ月以上前なので、怪しいメール攻撃が一段落しているとよいのですが）。知っている人の名前で怪しいメールが届いたことがありますが、その時は文面など至るところがずさんで、いつものやりとりとは懸け離れていたため、本人ではないことが明らかでした。最近はどれだけ進化しているでしょうか？　ちょっとでもいつもと違うところがないか、気を付けたいですね。

15万円で何を買うか

　さて、楽しいニュースも紹介します。ホンダは米国でコンパクトな電動スクーター「Motocompacto」を発表しました。小型車「シティ」の荷室に詰め込める大きさの1980年代の原付バイク「Motocompo」を現代風に電動化しています。オンラインとホンダ／アキュラディーラーで11月から販売をスタートします。

　Motocompactoのメーカー希望小売価格は995ドル（約14万7000円）です。今週発表されたiPhoneの新モデルと同じくらいか、それより安い価格だと考えると、魅力が増すような感じがしませんか。ジャンルが全く違うので比較する必要はないのかもしれませんが、価格帯が近いと自然と頭の中で並べてしまいます。