Motocompactoが1回の充電で走行できる距離は12マイルで、最高速度は時速15マイルです。一般的な110Vのコンセントを使うと3.5時間でフル充電できるとしています。ホイールベースは29.2インチで、乗れる状態でのサイズは全長38.1×全高35.0×全幅17.2インチとなっています(折りたたむと全長29.2×全高21.1×全幅3.7インチ)。重さは41.3ポンドです。
Motocompactoの紹介動画をみると、デカールやステッカーなどでさまざまなカスタマイズができるようですが、白いツルっとした外観そのままでもかわいいですね。
クルマが必要な観光地に行くと、交通の流れが悪かったり、駐車場探しに困ったりしますよね。ある程度離れた駐車場にクルマを置いて、小さなパーソナルモビリティーでうろうろできると、身軽でいいかもしれません。
スズキからも、何か新しいモビリティが出てきそうです。スズキとパナソニック サイクルテックは2023年9月15日、電動アシスト自転車の駆動ユニットやバッテリーを使った新しいモビリティの共同開発に合意したと発表しました。
スズキとパナソニック サイクルテックは、ナショナル自転車工業時代の1999年からOEM供給契約を結んでいます。スズキの二輪車開発技術と、パナソニック サイクルテックの電動アシスト自転車向けの駆動ユニットを組み合わせることで、新しいモビリティの商品化の可能性を検討するとしています。スズキが新しいモビリティの企画と実験を、パナソニック サイクルテックは車両の試作や駆動ユニットの供給を担当します。
スズキは現在もパナソニック サイクルテックから電動アシスト自転車のOEM供給を受けているので、電動アシスト自転車の開発ではなさそうです。セニアカーのような、運転免許のいらないモビリティでしょうか?
モビリティの開発は老舗や大手企業の専売特許ではありませんので、いろんな会社がいろんなモビリティを開発することが競争としても多様性としても素晴らしいと思います。しかし、「自動車メーカーがやるからには」という点は興味深いポイントの1つです。自動車メーカーだからこそ無視できないところや、大切にしたいことが見えると、それは差別化につながっていくからです。
お出かけを楽しくする移動手段が多様になっていくといいですね。
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