エクサウィザーズは、ChatGPTなどの生成AIの業務活用に関するアンケート調査結果を発表した。全体の1割弱が「業務で日常的に活用」しているが、業種別で見ると、製造業ではそれほど活用が進んでいなかった。
エクサウィザーズは2023年5月25日、ChatGPTなどの生成AI(人工知能)の業務活用に関するアンケート調査結果を発表した。全体の1割弱が「業務で日常的に活用」していることが明らかとなった。
調査は、同年4月に実施したセミナー参加者を対象に実施。その結果、生成AIを日常的に業務に活用する参加者は、全体の7.2%であることが分かった。「時々利用している」も合わせると33.1%となり、約3割が業務で利用していた。まだ試用にとどまっていると回答したのは43.0%で、関心あるなしに関わらず、試してもいない対象者が23.9%となった。
業種別で見ると、「日常的に使用」「時々使用」しているのは、IT、Webサービス(53.6%)や専門サービス(39.7%)、金融、保険業(37.7%)となった。一方、製造業は26.9%と、それほど活用が進んでいないことが分かった。製造業で活用が進まない理由として同社は、「本社、研究、開発、工場などさまざまな事業拠点、機能があり、企業利用として統一の利用方針を打ち出すのが難しい」ことを挙げている。
同社は、生成AIの活用を推進していくには、試用できる環境を提供するなど、レベルを引き上げた方策が必要としている。
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