VR設計レビュー支援システムに新機能を追加した最新版を販売 : VRニュース
サイバネットシステムは、VR設計レビュー支援システムの最新版「バーチャルデザインレビュー V6.0」を発売した。コミュニケーションを円滑にする機能や、大型対象物を全員でレビューしやすくする機能を追加している。
サイバネットシステムは2022年12月1日、VR(仮想現実) 設計レビュー支援システムの最新版「バーチャルデザインレビュー V6.0 」を発売した。コミュニケーションをより円滑にする機能や、大型対象物を全員でレビューしやすくする機能などを追加している。
バーチャルデザインレビューは、VRを利用したコミュニケーションツール。VR空間に3D CADの形状を直接投影させ、同一のVR空間内で複数人がコミュニケーションを取りながらレビューできる。最新版では、アバターの容姿変更機能と共同ウォークスルーモードを追加した他、3Dモデルの切断面機能を強化した。
「バーチャルデザインレビュー」のイメージ図[クリックで拡大] 出所:サイバネットシステム
アバターの容姿変更機能では、ボディートラッキングオプションに使用する作業者のアバターの容姿をカスタマイズできる。FBX形式の3Dモデルを読み込み、VR空間のアバターに反映可能だ。
アバターの容姿を自由に設定可能[クリックで拡大] 出所:サイバネットシステム
また、共同ウォークスルーモードを活用すると、レビューに参加中の他のユーザーが対象物の周囲を移動する際に、自分も相手との距離を保ったまま移動できる。生産設備など大型対象物のレビューやトレーニングで、共通の箇所を全員で見られるため、VR初心者でも意思疎通がしやすくなる。
3Dモデルの切断面機能では、切断面の2面設置に対応。切断された側の物体は非表示となる。複雑な形状をした対象物でも、2つの切断面を用いることで、画面からレビュー不要な箇所を省ける。
切断面を2面設置し、評価する様子(画像は断面を着色) 出所:サイバネットシステム
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