“使えるアート”として存在感を放つIoTディスプレイを製品化デザインの力

スワニーとANSHIJAPANは、透明OLEDとWindows OSを一体化した次世代ディスプレイ「ANSHI AIR」を発表した。IoTディスプレイとしての機能性と実用性、空間演出における美しさを兼ね備えている。

» 2025年06月16日 09時00分 公開
[MONOist]

 スワニーとANSHIJAPANは2025年6月4日、透明OLEDとWindows OSを一体化した次世代ディスプレイ「ANSHI AIR(アンシエアー)」を製品化したと発表した。

 製品のリリースに先立ち、両社はANSHI AIRのコンセプトモデルとベーススタンドを製作した。IoT(モノのインターネット)ディスプレイとしての機能性と実用性、空間演出における美しさを兼ね備えた“使えるアート”となっている。

透明OLEDながら、画面の視認性を損なわない「ANSHI AIR」 透明OLEDながら、画面の視認性を損なわない「ANSHI AIR」[クリックで拡大] 出所:スワニー
明るいオフィス内でも高い視認性を維持 明るいオフィス内でも高い視認性を維持[クリックで拡大] 出所:スワニー

 両社は、製作したコンセプトモデルをANSHI AIRのスタンダードモデルとし、ここからカスタマイズモデルへと展開するほか、OEMやODMの注文も受け付ける。クライアントは、自社が希望するベーススタンドデザインのANSHI AIR製品を小ロットから購入できる。

 スタンダードモデルは、基本スペックとして、透過型OLEDの55型静電容量方式タッチ機能モニター、USB-TypeCポートを備える。内蔵OSは、Windows 11 PRO(CPU Core I7、メモリ16GB SSD512)。販売開始は2025年末を予定している。

「ANSHI AIR」スタンダードモデル(イメージ) 「ANSHI AIR」スタンダードモデル(イメージ)[クリックで拡大] 出所:スワニー

 ディスプレイ市場は近年、海外製品が主流となっている。両社は今後、日本のものづくり技術を製品に取り入れつつ、国内で量産体制を確立し、製品力やコスト競争力の向上を図る。

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