Ansysは、AWS対応のクラウドベースプラットフォーム「Ansys Gateway powered by AWS」の提供を開始した。Webブラウザ経由で柔軟にAnsysのアプリケーションにアクセスし、サブスクライブや設定が行える。
Ansysは2022年10月31日、Amazon Web Services(AWS)対応のクラウドベースプラットフォーム「Ansys Gateway powered by AWS」の提供開始を発表した。AWSのクラウド上で、Ansysのシミュレーションへのアクセスと展開が容易になる。
「AWS Marketplace」で利用でき、Webブラウザ経由で柔軟かつスケーラブルにAnsysのアプリケーションにアクセスし、サブスクライブや設定が行える。開発者、設計者、エンジニアが、シミュレーションやCAD、CAMプロジェクトの全体を管理できるソリューションとなる。
HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)リソースへのオンデマンドアクセスも可能だ。スケーラブルなハードウェアとコンピューティング容量の有効活用や、CADとCAEのクラウド使用量とコストの管理、コントロールができる。
これにより、Ansysアプリケーションや一般使用されているCAE、CADソフトウェアに対するシームレスなクラウドサポートを提供する。さらに、所有するライセンスを適用すれば、ユーザーのアクセスや権限、データ、セキュリティを容易に管理できるようになる。
直感的で容易なアクセスを支援することで、市場への投入時間を短縮する。同時に、実使用時間に応じたクラウドリソースへの支払いにすることで、コストの削減も可能。従来のハードウェアという障壁を低くすることにより、イノベーションの創出や生産性の向上を見込む。
予測不可能な時代、シミュレーションによる“確かさ”の獲得がより重要に
大規模設計で高い性能を発揮するシミュレーションソフトの最新版を発表
シミュレーションソリューションの最新版「Ansys 2022 R1」の注目ポイント
次世代無線通信製品の開発を効率化するシミュレーションツールを提供
スーパーコンピュータで動作する、CAE構造シミュレーションソフトウェア
実験をCAEに置き換える、ホンダが外装部品の性能検討にリアルタイム解析を活用Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
メカ設計の記事ランキング