優れた環境性能と生産性を両立、マザックが横形マシニングセンタ2機種を発売：FAニュース

ヤマザキマザックは、横形マシニングセンタ「HCN-4000 NEO」「HCN-5000 NEO」を発表した。消費電力の削減やクーラント吐出量の最適化、テーブル割り出し時間の短縮に荒加工速度の向上など、優れた環境性能と生産性を両立している。

» 2022年11月08日 11時00分公開

[MONOist]

　ヤマザキマザックは2022年10月25日、優れた環境性能と生産性を備える、横形マシニングセンタ「HCN-4000 NEO」「HCN-5000 NEO」を発表した。同年11月8日に販売を開始する。

左：横形マシニングセンタ「HCN-4000 NEO」、右：同「HCN-5000 NEO」出所：ヤマザキマザック

　本体だけでなく、油圧ユニットやチラーユニットといった周辺機器の環境性能が向上しており、消費電力の削減に寄与する。また、オプションのクーラントシステムを搭載すれば、切削量に応じてクーラントの吐出量を最適化するため、さらなる省エネが可能になる。

　NCロータリーテーブルを標準搭載し、テーブルの割り出し時間を短縮できる。また、NC装置の加工条件設定機能「SMOOTH MACHINING CONFIGURATION」を進化させ、荒加工スピードが向上した。油圧治具対応が強化され、長時間連続運転に適した仕様となった。選択可能な主軸バリュエーションが拡大し、ユーザーがニーズに合った最適な仕様を選択できる。

　両機種ともに多様な自動化システムと接続できるため、顧客は多段パレットストッカシステムなど、生産形態に応じて最適な自動化システムを構築できる。なお、HCN-5000 NEOは11月8日より東京ビッグサイトで開催される「第31回日本国際工作機械見本市（JIMTOF2022）」に出展する。

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