ファイバーレーザー発振器を搭載した3次元レーザー加工機を発売FAニュース

ヤマザキマザックは、大径長尺のパイプや形鋼向けに、ファイバーレーザー発振器を搭載した3次元レーザー加工機「FG-400 NEO」を発売する。高速加工に対応し、アルミや真ちゅう、銅などの高反射材を容易に切断できる。

» 2022年05月27日 13時00分 公開
[MONOist]

 ヤマザキマザックは2022年5月10日、大径長尺のパイプ、形鋼向けに、ファイバーレーザー発振器を搭載した3次元レーザー加工機「FG-400 NEO」の販売を開始すると発表した。

 FG-400 NEOに搭載するファイバーレーザー発振器は、高いエネルギー変換効率を特徴とする。これにより高速加工に対応し、アルミ、真ちゅう、銅などの高反射材を容易に切断できる。消費電力を従来機に比べて4割削減するほか、レーザーガス消費量はゼロとなる。

キャプション 3次元ファイバーレーザー加工機「FG-400 NEO」外観(一部オプション仕様を含む)[クリックで拡大] 出所:ヤマザキマザック

 ビーム径とビーム形状を制御する独自機能を搭載しており、薄板から厚板までさまざまな板厚を効率良く加工できる。

 同社の3次元レーザー加工機「FG」シリーズは、建設資材や農業機械などに使われる鋼材を高精度、高効率に加工できる。3次元ヘッドを搭載しており、鋼管だけでなく、H形鋼や溝形鋼などの加工にも対応する。

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