8月末ごろ、MONOistの製造マネジメントフォーラムで掲載している「アメーバ経営」の解説記事が突然多くの方に読まれ始めました。言うまでもなく、京セラ創業者である稲盛和夫氏の逝去を機に、同氏の実績に関心が寄せられたことが要因です。
京セラを一代で大企業に成長させ、KDDIの誕生や日本航空(JAL)再建の契機をつくった稲盛氏の活躍は、若輩者の筆者でもよく知っています。しかし、すでに数々の媒体で、稲盛氏のエピソードに触れつつ、業績について専門的かつ深い解説を行っている記事が出ております。ご関心ある方はそちらを見ていただくことにして、ここで稲盛氏自身について何かを語ることは致しません。代わりに、MONOistでアメーバ経営を基礎から解説した過去連載記事を紹介いたします。
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- 「アメーバ経営」とは何か
グローバル競争の激化により多くの日系製造業が苦しむ中、にわかに注目を浴びているのが「アメーバ経営」だ。京セラをグローバル企業に押し上げ、会社更生法適用となったJALを復活させた原動力は何だったのか。本連載では、「アメーバ経営とは何か」を解説するとともに、その効果を示す事例としてJAL整備工場での変化について紹介する。第1回となる今回は「アメーバ経営」そのものを紹介する。
- 「アメーバ経営」の3つの目的
「アメーバ経営」を製造業の運営にどう当てはめるかという手法と事例を解説する本連載。第2回となる今回は、アメーバ経営で目指すべき“3つの目的”を紹介する。
- アメーバ経営がJAL整備工場にもたらした変革
「アメーバ経営」を製造業の運営にどう当てはめるかという手法と事例を解説する本連載。最終回となる今回は、アメーバ経営を導入して大きな変化を実現したJAL整備工場の事例を紹介する。
- 京セラの新たな事業目標は売上高3兆円、アメーバ経営にDX取り込み総合力発揮へ
京セラが今後の持続的な成長に向けた事業戦略について説明。2021年度の連結業績は、売上高が過去最高となる1兆7500億円を達成し、経営指標とする税引前利益率も10%以上に向上する見通し。「成長に向けた新たな取り組みを進めることで、新たな目標として売上高3兆円を目指す」(同社 社長の谷本秀夫氏)という。
- スマート工場化で生産性7倍、設備稼働率1.5倍にした京セラの取り組み
「第5回 スマート工場 EXPO〜IoT/AI/FAによる製造革新展〜」の特別講演に京セラ デジタルビジネス推進本部 Dx推進センター長の前田岳志氏が登壇。「ものづくり現場の改革〜データ活用とデジタルトランスフォーメーション〜」をテーマに、自律化ライン構築や業務改革などのモノづくり現場のスマート化事例と、そこで得た知見から目指す姿を紹介した。
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