「コペンは何としても作り続ける」、20周年を迎えてダイハツが意気込む : 車両デザイン
ダイハツ工業は2022年6月19日、軽オープンスポーツカー「コペン」の20周年に合わせた取り組みを発表した。同社は2002年6月にコペンの初代モデルを発売。2014年6月にフルモデルチェンジし、「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」といったモデルを追加した。着せ替え可能なドレスパーツも展開している。2019年10月には、トヨタ自動車と協力して、コペンのGR SPORTモデルも発売した。
ダイハツ工業は2022年6月19日、軽オープンスポーツカー「コペン」の20周年に合わせた取り組みを発表した。同社は2002年6月にコペンの初代モデルを発売。2014年6月にフルモデルチェンジし、「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」といったモデルを追加した。着せ替え可能なドレスパーツも展開している。2019年10月には、トヨタ自動車と協力して、コペンのGR SPORTモデルも発売した。
20周年を記念して、コペンの現行モデルとしては初めてTVCMを放映する。また、上質感を求めるユーザーの声に応えて、本革スポーツシートなどを採用した1000台限定の特別仕様車を2022年9月に発売する(価格は現時点では非公表)。
また、コペンユーザーや地域の交流の場として神奈川県鎌倉市で運営してきた「コペンローカルベース」を2022年6月末で閉店し、ダイハツ本社とコペンの生産拠点がある大阪府池田市ダイハツ町に移す。
20周年を記念した限定特別仕様車。アイボリーホワイトの内装が特徴だ[クリックで拡大] 出所:ダイハツ工業
限定特別仕様のコペンのメーターやステアリング[クリックで拡大] 出所:ダイハツ工業
同じ軽オープンスポーツカーであるホンダ「S660」は2022年春で生産を終了した。ダイハツ くるま開発本部 製品企画部 部長の南出洋志氏は、「他社が軽オープンスポーツカーをやめたという話に加えてコペンに対する社内の愛着もあるので、何としても作り続けたい」と表明した。
また、2021年11月からは新型車での自動ブレーキの装着が義務化されており、既販車も2025年12月から義務化の対象となる。現在、コペンには自動ブレーキの設定がないため、作り続けるには自動ブレーキの搭載が避けられない。南出氏は「設計的に厳しいが、何とかしたいと頑張っている。期待してほしい」と述べた。
20周年を記念した特別仕様車は、7足スーパーアクティブシフト付きCVTと5速MTから選択できる。内装の上質感を追求した点が、既存モデルと異なる。特徴はアイボリーホワイトの内装や本革シートだ。初代コペンに設定されていた本革シートを復活させた他、初代コペンのロゴを車内外にあしらい、20年の歴史を表現した。
→その他の「車両デザイン」関連記事はこちら
新型「コペン」は「走る楽しさ」と「持つ喜び」を追求、価格も200万円以下に
ダイハツ工業は、2014年6月に発売予定の新型軽オープンスポーツカー「COPEN(コペン)」の新技術として、「走る楽しさ」を支える高剛性のボディ骨格「D-Frame」と、「持つ喜び」を実現する樹脂外板の着せ替えが可能な「DRESSFORMATION」などを発表。価格も税込みで200万円以下を目指しているという。
「S660」と「コペン」が同じ軽オープンスポーツなのに競合しない理由
車両デザインを通して、「デザイン」の意味や価値を考えていく本連載。第3回は、話題の軽オープンスポーツカーであるホンダの「S660」とダイハツ工業の「コペン」を取り上げる。同じ軽オープンスポーツカーではあるが、その開発コンセプトやデザインの方向性を見ていくと、実際にはほぼ競合しない可能性が高いことが分かる。
新型「ロードスター」はマツダ新世代商品の集大成
2015年内の発売を予定している新型「マツダ ロードスター」。4代目となる「NDモデル」であり、1989年に発売された初代の「NAモデル」と同様に完全新規開発の車両だ。このNDモデルについて、国内市場向け仕様の開発目標値をマツダが明らかにした。
オープンカーではないコペン限定車が誕生、こだわりもてんこ盛り
ダイハツ工業は、「東京オートサロン2019」(2019年1月11日〜13日、幕張メッセ)で「コペン クーペ」を含む複数の車両を公開した。コペン クーペは同社オープンカーの「コペン セロ」をベースに、CFRP(炭素繊維強化樹脂)製のハードルーフを取り付けたことによって流麗なクーペスタイルを実現した特別仕様車だ。
新型「コペン」は工場も新しい、新技術満載の「コペンファクトリー」で生産
ダイハツ工業は、軽オープンスポーツカー「コペン」の新モデルの生産工場となる「コペンファクトリー」で新たに採用した技術を明らかにした。
「コペン」の着せ替えパーツが発売、フルセットは今なら34万2360円
ダイハツ工業は、2人乗りの軽オープンスポーツカー「コペン」を他のモデルの外装に着せ替えられる「DRESSパーツ」の販売を開始する。第1弾モデル「ローブ」から第3弾モデルの「セロ」に着せ替えるためのフルセットの税込み価格は37万4760円。ただし、2016年9月までは34万2360円の特別価格で販売する。
「コペン」が着せ替え樹脂外板を塗り分け、「カラーフォーメーション」に
ダイハツ工業が2人乗り軽オープンスポーツカー「コペン」を一部改良。コペンの最大の特徴である内外装着脱構造「DRESS-FORMATION」を活用して、樹脂外板の塗り分けでより個性のある外観に仕上げた「カラーフォーメーション type A」を追加した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.