IDECは、安全機器をタブレットに簡単に搭載できる、セーフティーコマンダ「HT3P形」のスターターキット「HT3P-SK1形」を発売した。業務用タブレットとセットで提供し、タブレットの選定やソフト作成といった障壁を解消する。
IDECは2022年4月27日、安全機器をタブレットに簡単に搭載できる、セーフティーコマンダ「HT3P形」のスターターキット「HT3P-SK1形」を発売した。同年10月31日までの期間限定で、キャンペーン価格の6万9800 円(税別)で提供する。1ユーザーにつき1台のみ購入できる。
近年の生産現場では、機器制御に使用する操作用タッチパネルなどに、市販のタブレットを導入する企業が増えている。しかし、機器の近くで操作端末として使う場合には、ISO/IECの安全規格の観点から、非常停止用押ボタンスイッチやイネーブルスイッチなどの安全機器の搭載が必要になる。
2021年に発売したHT3P形は、市販のタブレットに非常停止用押ボタンスイッチとイネーブルスイッチを容易に装着できる。これにより、市販のタブレットが生産ラインや装置の制御、ロボットのティーチングとして活用可能になるため、安全性、利便性の向上、コスト削減が期待できる。
同社は今回、初めてタブレットを使用するユーザーなど向けに、HT3P形と京セラ製の業務用タブレット「KC-T304C」を組み合わせたHT3P-SK1形の提供を開始。タブレットの選定やソフト作成などの課題を解消し、生産現場に適した堅牢かつ高品質な業務用タブレットを容易に導入できる。
進む製造機械の「知能化」、学習済みAIを搭載する動きが拡大へ
進む産業機械のスマートフォン化、標準化とオープン化がカギに
工作機械の共通インタフェース「umati」とは何か?
工作機械も4.0へ、シェフラーとDMG森精機が描く「マシンツール4.0」
アップルVSサムスン訴訟を終わらせた日本の工作機械の力Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Factory Automationの記事ランキング
コーナーリンク