中国の工作機械生産能力を月産300台体制へ増強、旺盛な需要に対応:工場ニュース
スター精密は、工作機械事業の中国製造子会社、斯大精密の工場拡張と生産設備の増設を実施する。生産能力を月産300台体制へ増強し、工作機械の旺盛な受注に対応することで、中国市場でのさらなる売上拡大を図る。
スター精密は2021年11月11日、工作機械事業の中国製造子会社、斯大精密(大連)の工場拡張と生産設備の増設を実施すると発表した。投資額は約6億5000万円で、2022年2月の稼働開始を予定している。
中国大連市の斯大精密 出所:スター精密
海外生産拠点として1989年に中国大連市に設立された斯大精密は、中国を中心とした東アジア市場向けに工作機械を製造している。工作機械事業は、新型コロナウイルス感染症により落ち込んだ市況の回復が顕著になっており、感染の増加が落ち着いている中国での受注は高い水準で推移している。
斯大精密の拡張と生産設備の増設により、生産能力を現状の25%増となる月産300台体制へ増強する。工作機械の旺盛な受注に対応することで、中国市場でのさらなる売上拡大を図る。
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