Adobeの3Dペイントソフトウェアから直接3Dプリンティング可能に3Dプリンタニュース

Stratasysは、Adobeと協力し、Adobe Substance 3D Painterに、追加ソフトや外部プロセスなしで、デジタル3Dレンダリングから3Dプリンティングモデルへ変換できるワークフローを提供する。

» 2021年11月25日 13時00分 公開
[MONOist]

 Stratasysは2021年11月8日、Adobeと協力し、3Dペイントソフトウェア「Adobe Substance 3D Painter」のユーザーに、デジタル3Dレンダリングから3Dプリンティングモデルへ容易に変換できるワークフローを提供すると発表した。追加ソフトウェアや外部プロセスは不要だ。

 Adobe Substance 3Dツールは、ゲーム、映画、ファッション、建築、製品デザイン、コンシューマ向け包装製品などのアプリケーションでのレンダリング作成に使用できる。Substanceソフトウェアは、3Dプリンティングとの組み合わせにより、Stratasys PolyJetプリンタでの3Dプリンティング物体へ変換できる製品プロトタイプやパッケージデザインの制作に使用できる。

 これまでSubstanceは、3Dプリンティングする際に、外部ソフトウェアやプロセスを追加で使用する必要があった。今回、Substanceユーザーは、Adobe SubstanceからStratasys PolyJetプリンタで直接、実際にテクスチャのあるフルカラーモデルのシームレスな製作、レンダリング、プリンティングを実行できるようになった。

「Adobe Substance 3D Painter」から直接Stratasys PolyJetプリンタでプリンティングしたアイテム 「Adobe Substance 3D Painter」から直接Stratasys PolyJetプリンタでプリンティングしたアイテム[クリックで拡大] 出所:Stratasys

 デザインプロセスに、フルカラー、マテリアル、フィニッシュ(色、材料、仕上げ)モデルが加わり、コストや時間を追加せずに製品のさまざまなイテレーションのテストができる。製品プロトタイプを見て触り、相互に関われるため、最終製品と元の設計意図とを確実に合わせられるようになる。

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