埼玉県本庄市のスマート工場建設に着工、環境負荷低減に配慮した工場に:工場ニュース
OKIは、2021年2月に新設を発表した、埼玉県本庄市の工場の建設を開始した。災害対応や環境負荷低減に配慮し、2022年4月に完成し、同年5月からスマート工場として本格稼働を開始する。
OKIは2021年6月7日、同年2月に新設を発表した、埼玉県本庄市の工場の地鎮祭を執り行い、建設を開始した。
新工場は2022年4月に完成予定。災害対応や環境負荷低減に配慮し、同社のソリューションコンセプトであるマニュファクチャリング・デジタルトランスフォーメーションを体現するスマート工場として、同年5月から本格稼働を開始する。
新工場のイメージ 出典:沖電気工業
新工場は、「中期経営計画2022」に掲げた「モノづくり基盤強化」の一環として建設される。脱炭素に配慮した生産施設として、日本初のネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)を目指す。新工場は、設計、施工主の大成建設が定義する工場のエネルギー評価基準ネット・ゼロ・エナジーファクトリー(ZEF)の第1号プロジェクトともなる。
沖電気工業は、新工場を顧客のニーズの変化、技術の進化に対応するフレキシブルな工場とし、モノづくり基盤強化のフラグシップ工場として運営していく。
- OKIの本庄工場がAIエッジ×ローカル5Gでスマート化、工場版ZEBも実現へ
OKIは、「ワイヤレスジャパン2021」において、本庄工場(埼玉県本庄市)に導入しているAIエッジとローカル5Gを組み合わせた「外観異常判定システム」を披露。同工場は、敷地内にあるITSテストコースでもローカル5Gを用いた実証試験が可能になっている他、消費する一次エネルギーの収支をゼロにする新工場を2022年4月に稼働させる予定だ。
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工場のスマート化への取り組みは2020年も広がりを見せているが、成果を生み出せているところはまだまだ少ない状況だ。その中で、先行企業と停滞企業の“分断”が進んでいる。新型コロナウイルス感染症(COVID−19)対応なども含めて2021年もスマート工場化への取り組みは加速する見込みだが、この“分断”を解消するような動きが広がる見込みだ。
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製造業の産業構造を大きく変えるといわれている「第4次産業革命」。本連載では、第4次産業革命で起きていることや、必要となることについて、話題になったトピックなどに応じて解説します。第28回となる今回は、スマート工場化において見えてきた正解例について前提となる話を少しだけまとめてみます。
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IoT(モノのインターネット)活用などで実現するスマートファクトリーの理想像とされる「マスカスタマイゼーション」。このマスカスタマイゼーションとは何かを5分で分かるように簡単に分かりやすく解説します。
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