取り付け角寸法28mmの2相ステッピングモーターに高分解能タイプを追加FAニュース

オリエンタルモーターは、2相ステッピングモーター「PKP」シリーズの取り付け角寸法28mmに高分解能タイプを追加した。ローターの歯数を増やし、摩擦負荷に対する変位角度を小さくして分解能と停止精度を向上した。

» 2021年03月09日 07時00分 公開
[MONOist]

 オリエンタルモーターは2021年2月12日、2相ステッピングモーター「PKP」シリーズから、取り付け角寸法28mmの高分解能タイプを発売した。価格は4000円から(税別)で、月3000台の販売を目指す。

キャプション (左)高分解能タイプ、(右)高分解能タイプ、エンコーダー付き 出典:オリエンタルモーター

 ローターの歯数を標準タイプの2倍となる100枚に増やし、基本ステップ角度を標準タイプの半分となる0.9度にすることで分解能が向上した。より高精度な位置決めができる。また、モーターに加わる摩擦負荷に対する変位角度が標準タイプより小さく、ボールねじ機構のような常に摩擦負荷が加わる用途で停止精度が向上する。

キャプション ローターの歯数を2倍に 出典:オリエンタルモーター
キャプション 変位角度が小さく停止精度が向上 出典:オリエンタルモーター

 小型のエンコーダーを搭載したタイプも用意しており、現在位置や位置ずれの検出、現在位置と指令位置の比較によるモーターの正常動作の確認ができる。高トルク、高分解能の精密な動作が可能なため、装置の小型、高精度化に貢献する。

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