キヤノンマーケティングジャパンは、ネットワークカメラの映像を活用した「医療機関向け遠隔モニタリングパッケージ」を発表した。医療機関における、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止をサポートする。
キヤノンマーケティングジャパンは2021年1月7日、ネットワークカメラの映像を活用した「医療機関向け遠隔モニタリングパッケージ」を同月中旬より提供開始すると発表した。「感染病棟・病床遠隔モニタリングパッケージ」「待合室混雑状況配信パッケージ」「濃厚接触者早期特定パッケージ」の3種を用意し、医療機関における新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を支援する。
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感染病棟・病床遠隔モニタリングパッケージでは、病棟や病室における新型コロナウイルス感染症患者の容態を映像でモニタリングする。バイタルモニターなど医療機器の状態も遠隔で監視し、患者との接触を最小限に抑える。常設タイプと可搬タイプの2種があり、主に中大規模病院や仮設病床での利用を想定している。
待合室混雑状況配信パッケージは、主に小規模病院や診療所を対象とし、来院患者に対して受付や待合室の状況をリアルタイムで配信する。来院患者が自分のパソコンやスマートフォンなどで混雑状況を確認してから来院できるため、混雑を防ぎ、患者の安心にもつながる。
濃厚接触者早期特定パッケージでは、院内で患者が確認された場合に、病棟内に複数設置されたカメラ映像から感染患者を素早く抽出し、濃厚接触者を特定する。感染拡大を防ぐことを目的としており、大規模病院での利用を想定する。
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