フジクラは、絶対湿度から季節性インフルエンザ流行リスクを見える化するソリューションを発売した。「熱中症予防IoTソリューション」とパッケージにして提供する。
フジクラは2020年11月19日、色素増感太陽電池(DSSC)を搭載したセンサーシステムを活用して、絶対湿度から季節性インフルエンザ流行リスクを見える化するソリューションを発売したと発表した。同年6月に発売した「熱中症予防IoTソリューション」とパッケージにして提供する。
本ソリューションでは、庄司小児内科医院(宮崎県仙台市)の医師 庄司眞氏の研究により見出された季節性インフルエンザと絶対湿度との関係性を、流行リスクの見える化の指標とした。
センサーノードで絶対湿度を求めるための温湿度を計測し、データをクラウド上に蓄積した上で、リスク情報の形に見える化する。見える化された情報は、スマートフォンやPCなど利用者の末端デバイスで閲覧することが可能だ。
リスク情報が設定した閾値を超えた場合、末端デバイスでの表示色の変化や警報音、メールによるアラームが発報し、加湿などの室内湿度の適切な維持管理への行動を促す。
センサーノードは、環境発電デバイスであるDSSCを利用しているため、自立発電駆動が可能で、電力供給のための配線を必要としない。
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