CC-Link IE TSN拡大へ、CC-Link協会の幹事会社にアナログ・デバイセズが参加FAニュース

産業用オープンネットワークの推進団体であるCC-Link協会(CLPA)は2020年11月25日、同協会の幹事会社メンバーに米国の半導体メーカーであるAnalog Devices(アナログ・デバイセズ)が参画したと発表した。

» 2020年11月26日 13時30分 公開
[MONOist]

 産業用オープンネットワークの推進団体であるCC-Link協会(CLPA)は2020年11月25日、同協会の幹事会社に米国の半導体メーカーであるAnalog Devices(アナログ・デバイセズ)が参画したと発表した。

 アナログ・デバイセズは、アナログ集積回路(IC)、デジタルシグナルプロセッシング(DSP)ICなどの設計、製造、販売を行う半導体メーカーで、最近ではFA業界でのイーサネット普及を背景に、産業用イーサネット向けのマルチプロトコルスイッチIC を市場展開しFA業界における存在感を高めている。今回の幹事会社への参加により、将来的に「CC-Link IE TSN」対応産業用イーサネット向けマルチプロトコルスイッチICの開発を進める方針だという。

 一方、CLPAは、TSN(Time-Sensitive Networking)技術を採用した産業用オープンネットワーク「CC-Link IE TSN」の普及強化を進めており、TSN技術をけん引するアナログ・デバイセズがCLPA幹事会社として加わることで、さらなるCC-Link IE TSNの普及加速を狙う。また、アナログ・デバイセズの産業用イーサネット向けマルチプロトコルスイッチICがCC-Link IE TSN に対応することで、開発ツールの選択肢が増え機器の開発工数の削減につながることも期待しているという。

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