3つの機能を1台に集約した高圧水部品洗浄機、搬送装置が不要にFAニュース

スギノマシンは、水を高圧で噴射し、自動車などの金属部品を洗浄する高圧水部品洗浄機「JCC 701 ROBO」を2020年11月に発売する。防水コラムロボットの搭載により、3つの機能を1台に集約する。

» 2020年11月02日 07時00分 公開
[MONOist]

 スギノマシンは2020年10月8日、水を高圧で噴射し、自動車などの金属部品を洗浄する高圧水部品洗浄機「JCC」シリーズの新機種「JCC 701 ROBO」を同年11月に発売すると発表した。

キャプション 高圧水部品洗浄機「JCC 701 ROBO」(クリックで拡大) 出典:スギノマシン

 JCC 701 ROBOは、機内に6軸のスイングアーム式コラムロボットを搭載し、1台で搬送、洗浄、乾燥の3つの機能を担う。コラムロボットは防水機能付きで、隣接する加工機内へアクセスし、ワークをつかんで搬送と洗浄、乾燥を行うため、1台で搬送装置が不要な加工、洗浄ラインを構築できる。

 ロボットのストロークは、前、左、右の各方向に1000mmで、洗浄機を加工ライン内に組み込める。また、メンテナンス機器は機械後方に集約しており、加工機を両側面に隣接できる。フィルター交換などの定期メンテナンスは、背面の1面扉を開くだけで完結する。

 ワークの生産情報や設備保全、メンテナンスに関するデータはPCに取り込め、メンテナンスの周期などが把握できる。サイズは1000×2600×2650mm、対応ワークサイズは250×200×100mm。洗浄圧力は1.8MPaで、高圧への対応もオプションで可能だ。

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