さらなる微細造形の実現に向けて共同開発した3Dプリンタ用ノズル:3Dプリンタニュース
テクダイヤは、さらなる微細造形を求める声に応えるべく、久宝金属製作所と共同で先端穴径0.1mmの3Dプリンタ用ノズルを開発したことを発表した。
テクダイヤは2020年9月23日、久宝金属製作所と共同で先端穴径0.1mmの3Dプリンタ用ノズルを開発したことを発表した。
テクダイヤと久宝金属製作所が共同開発した先端穴径0.1mmの3Dプリンタ用ノズル ※出典:テクダイヤ [クリックで拡大]
一般的に、熱溶解積層(FDM)方式3Dプリンタのノズル先端穴径は、小さくなればなるほど精巧な造形が可能になるといわれている。しかし、FDM方式3Dプリンタの標準的なノズル先端穴径は0.4mmで、安定した出力ができる最小穴径は0.2mmとされていた。
このような現状に対して、さらなる微細造形を求める声も多く、テクダイヤと久宝金属製作所は共同で、先端穴径0.1mmの3Dプリンタ用ノズルの開発に着手した。
先端穴径0.1mmの3Dプリンタ用ノズルの造形精度について ※出典:テクダイヤ [クリックで拡大]
久宝金属製作所は、同年11月から同ノズルを搭載したFDM方式3Dプリンタ「Qholia(クホリア)」の販売を開始する予定。テクダイヤも3Dプリンタ用ノズルとして一般販売を行う方針を掲げている。
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