3Dプリンティングロボットによるモルタルの射出造形実験を共同で実施3Dプリンタニュース

Polyuseは、吉村建設工業と共同で、建設用3Dプリンティングロボットの社会実装に向けた実証実験を実施する。モルタルを用いた射出造形実験により、建設業界が抱える課題をテクノロジーとの協働により解決を目指す。

» 2020年08月18日 13時00分 公開
[MONOist]

建設用3Dプリンティングロボットの社会実装に向けた実証実験

 Polyuseは2020年7月30日、吉村建設工業と共同で、建設用3Dプリンティングロボットの社会実装に向けた実証実験を京都府で実施すると発表した。

 実験は同年8月26日、吉村建設工業の敷地内にて完全招待制で実施する。実験内容は、建設用小型3Dプリンティングロボットによるモルタルを用いた射出造形。午後4時30分開始で、所要時間は最大1時間30分程度の予定だ。

 2019年創業のベンチャー企業Polyuseは、建設業向けの3Dプリンティングロボットの開発、運用を手掛ける。1908年創業の吉村建設工業との提携は業界の課題解決だけにとどまらず、事業継続の新たな手段として、また、働き方改革にも貢献する社会的意義のある取り組みになるとしている。

 Polyuseは今後、協議や提携を全国的に展開することで人手不足や管理コスト高、アフターコロナの現場の安全強化といった建設業界の課題解決に努め、日本経済の発展への貢献を目指す。さらに、建設業界へのテクノロジーの普及活動、建設ロボットのオペレーション上の最適化、建設用テクノロジーの技術開発などを目的とした協会の設立も予定している。

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