クラウドで3Dプリンタを遠隔操作/管理、「Raise3D」ユーザー向けに3Dプリンタニュース

日本3Dプリンターは、同社が日本総代理店として取り扱う3Dプリンタブランド「Raise3D」のユーザー向けに、クラウド型専用ソフトウェア「RaiseCloud」の提供を開始した。

» 2020年08月17日 06時30分 公開
[八木沢篤MONOist]

3Dプリンタ「Raise3D」向けクラウド型専用ソフトウェア

 日本3Dプリンターは2020年8月7日、同社が日本総代理店として取り扱う3Dプリンタブランド「Raise3D」のユーザー向けに、クラウド型専用ソフトウェア「RaiseCloud(レイズクラウド)」の提供を開始したことを発表した。

 ユーザーはRaiseCloudを活用することで、3Dプリンタ「Raise3D」に搭載された庫内カメラの映像を通して造形状況をリアルタイムで確認したり、造形の設定値を変更したり、造形の予約/停止をしたりすることが可能だ。さらに、タスク/プロセスの管理、造形用3Dデータの共有やチャット、フィラメントの利用状況のチェックなども遠隔から行うことができる。

クラウドを介して遠隔からさまざまな操作や管理が行える「RaiseCloud」 クラウドを介して遠隔からさまざまな操作や管理が行える「RaiseCloud」 ※出典:日本3Dプリンター [クリックで拡大]

 RaiseCloudのβ版テストユーザーである金星は、「操作から、タスクやプロセスの管理までをクラウド上で行うことができる点が非常に有効的だ」と評価する。

 複数拠点で3Dプリンタ(Raise3D)を設置している金星は、RaiseCloudを活用することで、各拠点で効率良く造形物の製作が可能になったという。また、これまで3Dプリンタを設置する拠点ごとに技術要員が必要であったが、RaiseCloudによりクラウドを介しての遠隔操作が可能となり、技術要員の一元化、省力化を実現。遠隔からタスクやプロセスの指示を出せるようになったことで、不慣れな作業員のいる拠点でも3Dプリンタの運用が可能となった。

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