大日本印刷は、RFIDの効果検証用トライアルキットとして、リーダーライターとアプリを開発し、業務効率化の効果をPoC概念実証で検証する「DNP RFID導入検証支援サービス」を開始した。
大日本印刷は2020年7月8日、ICタグ(RFID)の効果検証用トライアルキットとして、リーダーライターとアプリを開発し、業務効率化の効果をPoC(概念実証)で検証する「DNP RFID導入検証支援サービス」を開始したと発表した。価格は、支援作業と機器貸出の一式で30万円(税別)からとなる。
同サービスでは、システムと機器の貸し出し、現場でのRFID読み取り環境構築のノウハウを提供する。また、RFIDの読み取りを検証評価する「RFID読取評価アプリ」と、入荷、出荷、棚卸のステータスを管理する「サプライチェーン業務系アプリ」を介して、検証と評価レポートの作成を支援する。
RFID読取評価アプリでは、ハンディリーダーライターまたは据え置き型リーダーライターを使用して、RFIDとバーコードとの読み取り速度を比較し、導入効果を試算するためのデータを作成する。他に、RFIDタグの最適な貼付位置や最適なアンテナ設置位置、RFIDを貼付した商品の最適な積み付け方を算出する機能も提供する。
サプライチェーン業務系アプリは、クラウドを利用して製品の入荷、出荷、棚卸の結果を可視化する。
計画から評価まで一連のPoCを短期間で安価に実施できるようにし、製造や流通、小売現場などへのRFIDの導入を支援する。
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