Ansysは、解析やコラボレーション機能を強化した最新の工学シミュレーションソフトウェア「Ansys 2020 R2」を発表した。コスト削減、生産性の向上、開発期間短縮、事業継続性の確保に貢献する高度な構想を提供する。
Ansysは2020年7月15日(米現地時間)、解析やコラボレーション機能を強化した最新の工学シミュレーションソフトウェア「Ansys 2020 R2」を発表した。製品開発の厳しいスケジュールを守りながら、リモートワークで複雑な設計解析をするエンジニアを支援する。
最新版のデジタルエンジニアリングツールは、世界中に分散したチームが企業全体のイノベーションを加速するために必要な解析やコラボレーション機能を強化。コスト削減、生産性の向上、開発期間短縮、事業継続性の確保に貢献する高度な構想を提供する。
Ansys 2020 R2は、Ansysのフラグシップスイート全体にわたって新しいワークフローや画期的な機能を採用。エンジニアリングチームはどのような環境であってもイノベーションを加速し、最先端の設計を生み出せるようになる。例えば、Ansys Cloudは、仮想デスクトップインフラストラクチャのサポート機能をアップデートし、シミュレーションソリューションをクラウドベースHPCで利用できる。
また、プラットフォームソリューションは強力なワークフローによる改善、データと設定の管理、依存関係の可視化、意思決定サポートの機能を強化することで操作を効率化した。さらに、プロセス統合と最適化設計、材料管理のためのワークフローも利用できる。Ansysのデジタルツインソリューションは資産のリモート監視を可能にし、予知保全にも重要な役割を担う。
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