新型コロナは「モノのカタチ」を進化させるきっかけにもメカ設計メルマガ 編集後記

「触れずに済む」ソリューションの浸透と、それに伴う「モノ」の変化について。

» 2020年06月02日 12時00分 公開
[八木沢篤MONOist]

この記事は、2020年6月2日発行の「メカ設計 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

 ここ数カ月間で、すっかり習慣化したものの1つが手洗いです。もちろん、これまでも外出先から戻った際などは必ず手洗い&うがいをしていましたが、「しっかりと洗う」ということを意識して手洗いをするようになりました。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染原因の1つが接触感染であることは言うまでもありません。マスクを着用して飛沫感染のリスク軽減に配慮するとともに、しっかりと手を洗って、接触感染を予防することが重要です。

 そんな手洗い習慣とともに、もう1つ意識が変わってきたのが「何かに触れる前に考える」ということです。少々神経質だと思いますが、不特定多数の人が触るドアノブや買い物カゴ(カート)、あるいは銀行のATMや券売機のタッチパネルなどに対して、変な警戒心が芽生えているのです。もちろん、スーパーやデパート、銀行側もこまめなアルコール消毒を行うなどして対策をしているのでしょうが、手で何かを触れる前に一瞬考えてしまう自分がいます。そういえば、最近電車に乗っていませんが、つり革や手すりなどもそうですよね。

 「そこまで嫌なら手袋でもしろよ!」というツッコミもあるかと思いますが、世の中には既にいろいろなソリューション(解決策)が存在しています。ここでは、その代表的なものをいくつか挙げてみたいと思います。

新型コロナは「モノのカタチ」を進化させるきっかけにも

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