日立製作所は、北米地域のインダストリー事業強化を目指し、同事業の北米地域統括会社「Hitachi Industrial Holdings Americas, Inc.」を設立した。
日立製作所(日立)は2020年4月1日、北米地域のインダストリー事業強化を目指し、同事業の北米地域統括会社「Hitachi Industrial Holdings Americas, Inc.」を発足したと発表した。
新会社の傘下には、空気圧縮機事業を手掛けるSullair、ロボットSI事業を手掛けるJR Automation Technologiesを置き、日立のインダストリーセクターとして北米地域での一体運営を行う。
北米地域では、製造や流通市場で高い成長率が見込まれ、かつデジタル技術の導入が進んでいる。日立は、2017年7月にSullairを、2019年12月にJR Automation Technologiesを買収するなど、北米地域での事業展開を加速させてきた。
新会社は、これら2社に加えて、マーキングやドライブシステムなどの産業プロダクト事業を含めた、北米地域のインダストリー事業全体の戦略立案および司令塔としての役割を担う。
これにより、北米地域における産業、流通分野の市場変化やニーズの多様化に素早く対応していく。また、同地域の日立グループとも連携することで、現場から経営までをつなぐトータルソリューションを提供可能な事業基盤を構築し、顧客の経営および事業全体の価値向上に貢献したいとしている。
その製品が売れないのは「良くないから」だ――一橋大学米倉教授
“革新”を「天才が生む」と考える日本、「組織で生み出す」と考える世界
イノベーションを生む「デザインマネジメント」の力とは【前編】
「モノ+データ」の新たな製造業へ、成果創出のポイントは「データ専門会社」
製造業のデジタル変革は第2幕へ、「モノ+サービス」ビジネスをどう始動させるか
日本版第4次産業革命が進化、製造含む5つの重点分野と3つの横断的政策(前編)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク