村田製作所は、開発、生産子会社であるフィンランドのMurata Electronics Oyの生産棟が完成したと発表した。生産棟の新設により、センサーの中長期的な需要増加に対応できるよう、生産体制を強化する。
村田製作所は2020年1月29日、開発、生産子会社であるフィンランドのMurata Electronics Oyの生産棟が完成したと発表した。センサーの中長期的な需要増加に対応できるよう、生産体制を強化する。
新生産棟は地上5階建で、延床面積は1万6000m2。50億円(建物のみ)を投資して、Murata Electronics Oyの旧駐車場エリアに建設した。センサーの性能テストには精密さが求められることから、建物外部からの振動が伝わらない特殊な免震構造を採用している。
センサーは、車載分野をはじめ、産業分野での傾き検知、ヘルスケア分野でのバイタルサイン計測などに広く用いられ、中長期的な需要拡大が見込まれる。新生産棟の建設により、村田製作所は今後の需要拡大に対応できるよう生産体制を強化し、Murata Electronics Oyの強みであるMEMS技術を生かしたセンサーを市場に供給していく。
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