会見に合わせて披露したCRANTSは、研究室や自動運転管制所、自動運転車の整備などを行う車庫が入る研究棟と、広さ約6000m2の自動運転車専用のテストコースから成る。さまざまな走行路を再現できるように、白線などを動かせるようになっている。信号機も自動運転車のテスト用に開発した。「国内で自動運転車専用のテストコースを持っている研究機関は、CRANTSと東京大学くらいしかない」(小木津氏)。
自動運転管制所では、走行中の自動運転車に搭載したカメラやセンサーのデータを表示できるようになっており、それらのデータにはTPMSの情報も含まれている。ドライバーが乗車しない自動運転車を人間が運転操作しなければならない場合には、自動運転管制所内の専用コックピットを使って運転を行う。
自動運転管制所の様子。多数のディスプレイで複数の自動運転車の状態を表示できる。将来的には1人のオペレーターで100台以上の自動運転車を管理できるようになると想定しているが「最初は1人で数台というレベルだろう」(小木津氏)(クリックで拡大)会見で披露された自動運転車はミニバン「アルファード」がベース車で、カメラやLiDARなどのセンサーを多数搭載している。
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