トヨタのコンセプトカーが採用、車載用フレキシブル有機ELディスプレイ組み込み採用事例

JOLEDとデンソーが共同開発する車載用フレキシブル有機ELディスプレイが、トヨタ自動車のコンセプトカー「LQ」のメーターに搭載される。

» 2019年11月06日 08時00分 公開
[MONOist]

 JOLED(ジェイオーレッド)は2019年10月21日、デンソーと共同開発する車載用フレキシブル有機ELディスプレイが、トヨタ自動車のコンセプトカー「LQ」に搭載されることを発表した。

photo コンセプトカー「LQ」のイメージ(クリックで拡大) 出典:JOLED

 開発するフレキシブル有機ELディスプレイは、LQのメーター(デンソー製)に使用される。有機ELディスプレイは薄くて軽く、形状の自由度が高い。また、コントラストの高さや視野角の広さ、高速応答性といった特徴を持ち、革新的なコンセプトカーにふさわしい、新しいメーターをデザインできる。

photo 「LQ」のコックピット(クリックで拡大) 出典:JOLED
photo 「LQ」のメーターディスプレイ(クリックで拡大) 出典:JOLED

 LQはAI(人工知能)エージェントを搭載し、自動運転もできるコンセプトカーだ。オリンピック聖火リレーの隊列車両やマラソン競技などの先導車として、数台が導入される。また、大会期間中に東京都内(お台場や豊洲周辺)での試乗会が予定されている。

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