GEヘルスケア・ジャパンは、AI技術を活用したCT装置「Revolution Maxima」を発売した。最新のディープラーニング機能を搭載し、それぞれの患者に適したポジショニングを自動計算する。
GEヘルスケア・ジャパンは2019年10月17日、AI(人工知能)技術を活用したCT装置「Revolution Maxima(レボリューション マキシマ)」を発売した。世界に先駆け、日本で先行販売する。
最新のディープラーニング機能を搭載し、それぞれの患者に適したポジショニングを自動計算する。検出器には、フルデジタル検出器技術を用いたClarity検出器とDAS (Data Acquisition System)を採用。電気ノイズを44%、発熱量を98%、散乱線量を25%低減した。
また、独自技術の逐次近似画像再構成法「ASiR-V」を活用し、画像ノイズの低減と密度分解能の向上を図った。これにより、従来に比べて被ばく量を最大82%低減、ノイズを91%低減。さらに、135%の低コントラスト分解能向上、2.07倍の空間分解能向上を達成した。
胸部CT検査時には、95%の頻度でポジショニングのずれが発生するといわれる。同製品により、効果的なCT検査や作業効率化につなげたいとしている。
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