コイル幅1000mmのハイテン材対応レベラーフィーダ、プレス機連携で生産性30%向上FAニュース

コマツ産機は、コイル幅1000mmの新型レベラーフィーダ「SF100H-1」を発売した。搬送能力を高めると同時に、新型サーボプレス「H2FM」と同期制御することで従来機に比べ生産性を約30%向上する。

» 2019年01月10日 07時00分 公開
[MONOist]

 コマツ産機は2018年12月13日、コイル幅1000mmの新型レベラーフィーダ「SF100H-1」を発売した。搬送能力を高めると同時に、同年3月に発売した新型サーボプレス「H2FM」と同期制御することで従来機に比べ生産性を約30%向上する。国内価格は6000万円(税別)で、年間20台の販売目標を掲げる。

 送り能力をH2FMの高生産性に合わせて向上させ、H2FMとの完全同期運転に対応した。プレスとレベラーフィーダが一体となって機能するため、簡易な操作ながら生産性が向上している。

 薄板0.5mm〜厚板6.0mmまでの広いレンジに対応。1180MPa材にて板厚1mmで幅564mmまで矯正でき、従来の厚板仕様では適用困難だった薄板ハイテン材も、通板に加え矯正できる。

 また、自走式の新構造オープナーを搭載。コイル先端をレベラーフィーダへ素早く確実に通板でき、これらの動作を自動で行う自動通板機能を標準装備している。

 オプションとして、レベラーフィーダから排出された材料を金型第一工程の下型ガイドまで案内する「自動通板装置」、コイル端末処理のためチェーン駆動の端末送り機能を搭載した「端末処理装置」を用意する。

 コイル幅600mm、800mm、1300mm対応機種も用意し、順次発売を予定している。

photo レベラーフィーダ「SF100H-1」 出典:コマツ産機
photo 生産性向上(クリックで拡大) 出典:コマツ産機
photo 新構造オープナーの動き(クリックで拡大) 出典:コマツ産機

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