テルモが、手動接続で使用する腹膜透析液交換システムの新製品2種を発表した。患者が腹膜透析をする際、容易かつ安全に接続できるよう、接続完了が分かりやすく、持ちやすい設計になっている。
テルモは2018年12月4日、手動接続で使用する腹膜透析液交換システムの新製品2種を発表した。接続完了が分かりやすく、かつ接続時に持ちやすい機構を採用。接続解除時の菌汚染リスク低減も考慮し、高齢患者が腹膜透析をする際も、安全かつ容易に接続できる。
1つは、透析液の入ったバッグと接続して透析液の注入や排出をするためのチューブ「トランスファーチューブ」に追加した「カチットタイプ」だ。接続の際、カチッと音が鳴るので接続完了が分かりやすい。
もう1つは、トランスファーチューブの先端を密封する「保護キャップ」に加わった「ウイングタイプ」だ。持ち手が翼のような形状で持ちやすくなっている。
同社では、これらの「キャプディールトランスファーチューブセット(カチットタイプ)」と「キャプディール保護キャップセット(ウイングタイプ)」を合わせて「クリックセーフ」として展開。2製品は同年11月末に薬事手続きが完了しており、今後、保険収載を経て2019年2月初旬に発売する。
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