テルモがカテーテル開発を強化、創造力と意見交換を促すイノベーション拠点に医療機器ニュース

テルモは、静岡県富士宮市にある愛鷹工場のカテーテル開発エリアを改装し、2017年5月12日に新たに「TIS Mastery Center」として開設した。内部開発を強化し、開発スピードを迅速化する狙いだ。

» 2017年05月30日 15時00分 公開
[MONOist]

 テルモは2017年5月16日、静岡県富士宮市にある愛鷹工場のカテーテル開発エリアを改装し「TIS Mastery Center」として開設したことを発表した。内部開発を強化し、開発スピードを迅速化する狙いだ。

 TIS Mastery Centerは3フロアにまたがる構造で、開発エリアの床面積を約2200m2から約3600m2に拡大した。また、社員の創造力発揮やコミュニケーション活性化、開発スピードの迅速化を狙った環境整備を実施。意見交換しやすい環境を整えるため、社員が気軽に意見を交換できるオープンコミュニケーションエリアの拡充や、医師と製品検討が可能なクリニカルリサーチルームの新設などを行った。

 TIS Mastery Centerの開設に加え、2017年4月には研究開発の組織を再編し、コーポレートR&Dセンターを発足。さらに、アメリカのカリフォルニア州にある開発拠点が2017年度中に稼働する予定だ。

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photo クリニカルリサーチルームの利用イメージ 出典:テルモ

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