人の目で見て判断するしかなかった3Dデータの形状分類や評価、AIのディープラーニングで : CADニュース
Ristは2018年11月5日、AI(人工知能)によるディープラーニングを活用した3Dデータ解析システム「Deep Mesh」を提供開始すると発表した。
Ristは2018年11月5日、AI(人工知能)によるディープラーニングを活用した3Dデータ解析システム「Deep Mesh」を提供開始すると発表した。
Deep Meshには、3Dデータの認識自動化プラットフォームを備える。3D CADデータや点群データを用いた作業において、形状での分類、評価、領域分割といった部分でAIを活用する。人が目で見て判断して作業しかなかった部分に、AIによる形状認識を適用して自動化できる。同システムはパッケージ製品ではなく、ユーザーの細やかな要望に応じたプラットフォームのカスタムを請け負う。このシステムでは熟練者のノウハウをシステムに蓄積し、組織内で共有することも可能だ。
Deep Meshの概要(出典:Rist)
RistはAIやディープラーニングの技術を用いて、製造業、医療、建設業などの分野をターゲットにシステム開発を行う。画像分析を利用した検査システム、医療画像解析システムなどを手掛ける。このようなシステムでは、人の目視が中心である検査の一部を自動化することで、作業者の手間を減らすとともに、評価基準も客観的になる。また従来の検査装置が自動処理できない部分においてディープラーニングを適用することで、エラーを減らして検査精度を高めることも可能だという。
類似形状のパターン認識や設計意図のくみ取りなどが強化された「Solid Edge ST8」
シーメンスPLMソフトウェアは、ミッドレンジ3次元CAD「Solid Edge」の最新バージョンである「Solid Edge ST8」に関する記者説明会を開催。ST8ではシンクロナス・テクノロジーの使い勝手の向上や多くの機能強化などがなされ、設計の効率化と製品の市場投入期間の短縮を支援するという。
世界を変えるAI技術「ディープラーニング」が製造業にもたらすインパクト
人工知能やディープラーニングといった言葉が注目を集めていますが、それはITの世界だけにとどまるものではなく、製造業においても導入・検討されています。製造業にとって人工知能やディープラーニングがどのようなインパクトをもたらすか、解説します。
AIと機械学習とディープラーニングは何が違うのか
技術開発の進展により加速度的に進化しているAI(人工知能)。このAIという言葉とともに語られているのが、機械学習やディープラーニングだ。AIと機械学習、そしてディープラーニングの違いとは何なのか。
日本は既にディープラーニングで後進国となりつつある――東大松尾教授
生産設備から社会インフラ、各種災害対策まで「メンテナンス」「レジリエンス」に関する最新の製品や技術、サービスを一堂に集めた展示会「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2018」(2018年7月18〜20日、東京ビッグサイト)の特別講演に東京大学大学院 工学系研究科 特任准教授の松尾豊氏が登壇。「AIの発達によりわれわれの生活・産業がどのように変わるのか」をテーマにディープラーニング研究の重要性について紹介した。
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