玩具から電動工具まで3月公表のリコール製品――ケガや発火の可能性もリコール製品情報まとめ(2025年3月版)(1/2 ページ)

経済産業省が公開しているリコール情報に基づき、2025年3月に公表された主なリコール対象製品とその実施理由についてまとめた。

» 2025年04月18日 10時00分 公開
[八木沢篤MONOist]

 経済産業省が公開しているリコール情報に基づき、2025年3月に公表された主なリコール対象製品とその実施理由についてまとめた。対象製品の詳細情報については、本文内に記載の関連リンクから確認できる。また、対象製品を所有している場合は、速やかに使用を停止して、各事業者の指示に従い対応してほしい。

回転する羽が直接人体に触れ、ケガをする可能性

 Zebra Japanは、同社が運営するFlying Tiger Copenhagenの店舗/オンラインで販売された玩具「フライングスピナー(ライト付)」(販売期間:2024年10月〜2025年2月)について、「使い方によって、回転する羽が直接人体に触れ、ケガをする可能性がある」との理由から、2025年3月12日にリコールを発表した。リコール対象数は1535個で、回収/返金で対応する。「安全規格には準拠しているものの、今後の防止措置として自主回収する」(同社)としている。

フライングスピナー(ライト付) フライングスピナー(ライト付)[クリックで拡大] 出所:Zebra Japan
商品名 JANコード アイテム番号 販売期間 対象台数
フライングスピナー(ライト付) 200030583607 3058360 2024年10月〜2025年2月 1535個
リコール製品の概要

ホースが破裂しグリスが噴出する恐れ

 マキタは、電動工具の「充電式グリスガン GP180D」および「フレキシブルホース600/1200」(販売期間:2021年4月〜2025年1月)について、「ホース先端部分を曲げて狭い場所にグリスを注入する作業を繰り返すことで、ホースの先端付近に穴が開き、グリスが噴出する恐れがある」とし、2025年3月13日に使用中止と対策部品(グリス噴出防止対応ホース)への無償交換を発表した。リコール対象数は1万9082台で、交換対応は同年3月21日から開始している。

充電式グリスガン GP180D 充電式グリスガン GP180D[クリックで拡大] 出所:マキタ
商品名 JANコード 型番 販売期間 対象台数
充電式グリスガン 088381 88715 GP180DZ 2021年4月〜2025年1月 1万9082台
088381 88714 GP180DRG
リコール製品の概要

充電中にバッテリーセルが過熱し、発火の可能性も

 デロンギ・ジャパンは、充電式ブレンダー「Nutribullet GO NBG-100モデル」(販売期間:2022〜2023年)の一部製品について、「充電中にバッテリーのセルが過熱し、発火の可能性がある」とし、2025年3月24日にリコールを発表した。リコール対象数は約1万6458台で、回収/返金(Amazonギフトカード)で対応する。なお、経済産業省のWebサイトには、重大製品事故を契機としたリコール製品として明記されている。

Nutribullet GO NBG-100モデル Nutribullet GO NBG-100モデル[クリックで拡大] 出所:デロンギ・ジャパン
商品名 JANコード 型番 販売期間 対象台数
充電式ブレンダー Nutribullet GO
NBG-100モデル
4589965381905 NBG-100モデル 2022〜2023年 約1万6458台
4589965381912
リコール製品の概要
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